運動指導者/トレーナー向け

パーソナルトレーナーの働き方(3つ)実体験も踏まえて解説

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している BODY PARTNARS の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto

 

今回も前回に引き続き、パーソナルトレーナーに向けての記事を書いていきます。

前回はこのような記事を書きました

»» パーソナルトレーナーが持っておくべき3つの知識とスキル

 

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
私もフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動しています。今は大阪を拠点に個人の事業として出張パーソナルトレーニング指導をしていたり、整形外科・クリニック、スポーツ施設でパーソナルトレーニング指導をさせて頂いたりしています。

一般の方をはじめ、高齢者の方から学生スポーツ選手まで幅広い年齢層の方に対して指導をさせてもらっています。(@taishi_fujimoto

 

これまでの経験と知識を踏まえた上でパーソナルトレーナーの方にとって有益な情報・コンテンツとなるように配信していきたいと思います。

今回の記事では、パーソナルトレーナーの働き方の種類・活動場所・活動方法についてお伝えできればと思います。是非ひとつの参考にしてもらえたらと思います。

パーソナルトレーナーの働き方(3つ)

パーソナルトレーナーとしての働き方としては、大きく分けて下記の3つに分ける事ができると思います。

パーソナルトレーナーの働き方
  1. 会社員
  2. フリーランス(店舗なし)
  3. 経営者(自店舗あり)

会社員

まずは「会社員」としての働き方です。今では、パーソナルトレーニングジムや整形外科、整骨院の施設で雇用されているところがあります。

それこそ15年以上前になると…まだパーソナルトレーニングジムも各地で数店舗だったのが、今では主要都市であれば何店舗もあるくらい増えてきています。

会社員としての働き方・業務内容に関しては、パーソナルトレーニング指導以外のこともあるところが多いです。受付や電話対応、お客様のアフターフォローや管理、集客、イベント企画・運営、その他店舗に必要な運営業務全般…のような感じです。

勤務される店舗の規模や経営方針によって細かくは異なってくると思います。もちろん店舗によっては、部門ごとに完全役割分担がされていて、業務内容がパーソナルトレーニングの指導のみというところもあると思います。

 

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
私も専門学校卒業後は整骨院併設のパーソナルトレーニングジムに勤めていました。上記で挙げたような業務内容すべてさせてもらえるような環境でした。(@taishi_fujimoto) 

会社員として働いていく中では、多くの場合、他の社員やスタッフもいるのでトレーニング指導の「研修」や「練習」ができたり、定期的に「勉強会」や「講習会」をされている所も多いです。

また、複数人のパーソナルトレーナーで一人のお客様に対して指導・カラダの状態を管理することもできます。店舗によってはチームでサポートしているところもあります。

人のよっての見る視点やトレーニングプログラムを組む時などの考え方が違う分、さまざまな視点からのアプローチができる良いメリットもあれば、意見が上手く纏まらずに管理しづらいなどのデメリットもあったりします。

 

給与面

給与面については、固定給として完全に決まっているところもあれば、固定給+歩合制・インセンティブでされているところもあります。固定給については一定の期間で決まっているところがほとんどだと思います。

  • 固定給のみ
  • 固定給+インセンティブ

インセンティブでは、パーソナルトレーニングの指導本数で決められるところが多いと思います。目標達成など成果を上げた社員に対して支給される報奨金ですね。

インセンティブとは? 意味と歩合制・報奨金との違い、制度のメリット、転職時の注意点を解説

 

やはり、会社員は固定給が決まっていることが安心感であり、最大のメリットですね。もちろん、今の御時世、いつ・何が起こるかはわかりませんが…(苦笑)

 

フリーランス(店舗なし)

続いては「フリーランス」という働き方です。フリーランスも年々、増えていきている傾向ですね。フリーランスは、基本的に一人でお客様のトレーニング指導、管理、集客などをしていかないといけません。

一見、店舗なしで「どうやって活動するの?」と思う人もいるかもしれませんが…

今はレンタルスペースや時間毎で貸し出ししている店舗が結構増えてきています。あとは大手フィットネスクラブでの業務委託契約を結んでのフリーランスとしての活動の仕方です。

 

基本的には、拘束時間がなければ、働く時間も決まっていません。働き方は、その人次第で自由です。

  • 大手フィットネスクラブでの業務委託
  • パーソナルトレーニングジムでの業務委託
  • 完全個人としての活動(レンタルスペースなど使用)

 

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
私も現在フリーランスとして活動していますが、独立した当初・最初の頃は厳しい部分もたくさん見てきました。。

フリーランスとしての働き方が増えている分、競合が増え、競争率も高くなりますし、個人としてのネームバリューで集客・運営していかないといけないのでファーストコンタクト(新規のお問い合わせ)してもらうまでの道のりは険しいものがあると思います。(@taishi_fujimoto) 

業務委託を受けずに完全個人として集客していくとなると、TwitterやYouTube、ブログなどを活用したSNSの発信は必ず必要になってくると思います。

基本的には、トレーニング指導以外の必要となる業務全てを一人でやっていかないといけません。※業務を他の人に依頼したり、外注することも可能

 

給与面

給与面については、会社員と違って固定給はありません。完全歩合制ということです。

  • 完全歩合制

完全歩合制のため、1日・1ヶ月単位でどれだけパーソナルトレーニング指導するかによって給与が変動してきます。

フリーランスの給与

売上 = パーソナルトレーニング1回あたりの料金 × 指導本数

例えば…
  • 6,000(1回) × 60(本)= 360,000(円)
  • 10,000(1回)× 50(本)=500,000(円)

パーソナルトレーニング指導のサービスのみであれば、このような計算式で売上金額が決定されます。ここから経費や税金が引かれたりと支払いをすべて済ませたあとに「純利益」が確定します。

 

単純に指導する本数が0本であれば、収入は0円です。その反面、働き方によっては、かなり収入を増やすことも可能ということです。基本的には、指導本数によって変動するので、月によって給与が変動する可能性も高いです。

 

経営者(自店舗あり)

ラストは、自店舗を持つタイプの「経営者」です。実店舗を運営して、顧客を店舗に集客しサービスを提供して運営していきます。

とはいえ、捉え方によっては自店舗を持つ人も個人事業主といったり、フリーランスも一経営者として捉えられたりしますが…

自店舗を運営する場合、まず大きく変わってくるのが「出店費用」と「月々の固定費・運転資金」です。初期費用・出店費用は少なくても300万円、取り揃えるマシンや土地、規模感によっては1,000万…2,000万円かかる場合もあります。

中には、マンションの1室や小規模でほとんどマシンや器具なしで、100万円以下の資金で出店している人もいます。

 

より詳細な情報についてはコチラの記事が参考になると思います!!

パーソナルジムの出店費用っていくらかかるの??実際にかかった出店費用を大公開!!

小規模で開業する 失敗しないパーソナルジム経営 4つのポイント

 

運転資金・固定費(ランニングコストとも言う)は、主に店舗の「テナント料・賃料」です。その他にも水道代や電気代などが含まれます。社員やスタッフを雇っていく場合には、給料などもかかってきます。

実際にかかる費用の詳細については、上記のリンクからご覧下さい。

 

給与

売上と利益は、フリーランスと同じようにトレーニングの料金設定や指導本数によって変動していきます。店舗運営の場合には、店舗なし、よりも「運転資金」が大きくなります。かかる経費やコストをすべて差し引いて残った分が「所得」になります。

 

店舗運営しないフリーランスの方が手元に残るお金が多いんじゃない?と思う人も多いと思います。

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
たしかに同じ料金設定でトレーニングを指導する本数が全く同じであれば、一定のラインまではフリーランスの方が手元に残る金額は多くなります。

ただ、フリーランスの業務委託やレンタルの場合は「レンタル料」や「委託の手数料」などが発生してきます。トレーニング指導本数が増えれば増えるほど、レンタル料や委託の手数料の総額は上がっていきます。一定のラインを超えると、ジムの家賃くらい(もしくは、それ以上)払う可能性も十分に考えられます。(@taishi_fujimoto) 

 

このように店舗経営の場合では、運転資金が家賃より下がることはありません。人件費や経費を削減することは可能です。

家賃や運営にかかる費用は、最低ラインとして売上ないといけません。赤字が続くと…廃業になる可能性も高くなります。

 

働き方のメリット・デメリット【まとめ】

会社員のメリット
  1. 一人のお客様を複数人のトレーナーで指導・管理できる
  2. 勤務・労働時間が決まっている
  3. 固定給が決まっている(会社によってはインセンティブも)
デメリット
  • 副業ができない(できる会社も増えている)
  • 時間的な制約がある

 

フリーランスのメリット
  1. 勤務・労働時間が決めることができる
  2. 完全歩合制(上限が決まっていない)
  3. 副業やトレーナーの仕事の掛け持ちができる
デメリット
  • 一人で指導面以外の仕事もしないといけない
  • トレーニング指導が0回であれば、収入も0円

 

経営者(自店舗あり)のメリット
  1. 自店舗の経営者としての看板を持てる(社会的な信用度up)
  2. 勤務・労働時間を決めることができる
  3. 完全歩合制(上限が決まっていない)
  4. 副業やトレーナーの仕事の掛け持ちができる
  5. 人を雇って複数人で活動することでもできる
デメリット
  • 毎月、家賃や光熱費などの固定費・変動費が発生する
  • トレーニング指導が0回であれば、収入も0円

 

正直「メリット」と「デメリット」は、人によっての価値観で捉え方が変わる部分もあります。人によってはフリーランスとして自由な時間を好む人もいれば、会社員としてある程度やることが決まっている環境を好む人もいます。

チームで動くよりも、一人ですべての責任を負って仕事する方が「楽」という人もいれば、一人じゃなく複数人で役割分担して仕事をする方が良いという人もいます。

ほんとに感じ方・捉え方は、人それぞれです。

 

この記事のまとめ&最後に

みなさんいかがだったでしょうか?今回はパーソナルトレーナーの働き方について解説していきました。トレーナーを目指す方の参考になっていればと思っています。

 

私の意見としては、自分自身の好きなことが実現できる環境が良いのかなと思っています。仕事は何十年もやっていくものですから、嫌な気持ちが先行する環境でやっていても、成長しませんし、良い結果も得られません。

今回の記事の通り、それぞれの働き方に特徴やメリット・デメリットがあります。お伝えした内容をひとつの参考にして活動の仕方を選択してもらえたらと思います。

 

»» パーソナルトレーナーが持っておくべき3つの知識とスキル

 

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藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。
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