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【解剖学】トレーナーが知っておくべき『肘関節』の構造と基礎知識

今回はトレーナーが知っておくべき『肘関節』の構造と基礎知識について解説します。前回までの記事で「骨盤」「脊柱」「胸郭」「股関節」「足関節」「足部」をテーマにお伝えしました。

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「肘関節の構造がイマイチわからない…」「肘関節の周辺の筋肉・関節の名称を知りたい」「肘関節の機能を知りたい」というトレーナーやインストラクター、指導者の方は、是非最後まで読み進めて下さい。

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『肘関節』の構造と基礎解剖

肘関節の骨と関節

肘関節は、上腕骨と尺骨と橈骨の3つの骨、腕尺関節と腕橈関節の2つの関節で構成されています。肘関節の近位、前腕部には近位橈尺関節という前腕の回旋運動に関わる関節があり、手関節の近くには、遠位橈尺関節があります。

腕尺関節での滑車と滑車切痕との間の丈夫な適合によって肘関節が安定性しています。肘関節は蝶番関節に分類され、基本的に構造としては屈曲・伸展動作を可能としています。

ただ、肘関節の屈曲・伸展動作の際、尺骨はごく僅かに体軸回旋と側方運動が生じているとされています。

肘関節の靭帯・関節包

肘関節の靭帯は、内側に走行する内側側副靱帯(前斜走線維束・後斜走線維束)、外側に走行する外側尺側側副靭帯・橈側側副靭帯、橈骨頭を覆うように付着する橈骨輪状靭帯、尺骨粗面より斜め下に走行している斜索があります。

肘関節の筋肉

肘関節の周辺に付着する筋肉は、主に屈曲動作に関係する上腕二頭筋や上腕筋、腕撓骨筋、円回内筋などの筋肉、伸展動作に関係する上腕三頭筋や肘筋が付着しています。

それ以外にも前腕や手関節の動作に関係する筋肉として、橈側手根屈筋や長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋、尺側手根屈筋、回外筋、指伸筋、小指伸筋、方形回内筋、浅指屈筋、深指屈筋などの筋肉も肘関節から前腕・手部にかけて付着しています。

肘関節の『外反角』

肘関節を構成する上腕骨の滑車の内側唇は外側と比較して遠位方向に長い形状をしています。そのため、内側から外側にかけて少し上方に傾斜しています。その関係から尺骨は上腕骨に対して外側へ偏位してます。

肘関節を伸展位にした際にできる自然な角度は正常な「外反肘」と呼ばれています。

健常人の平均的な外反肘の角度は約13°と言われています。平均して男性より女性の方が2°大きいとされています。ある研究では、性別関係なく外反角は「利き腕の方が大きかった」というデータもあるそうです。

逆に外反角が少ない0°〜マイナス5°などの状態は、内反肘と言われる状態となります。

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パーソナルトレーナーやインストラクター、指導者である以上、解剖学は必ず勉強しておくべき分野のひとつです。

目の前のクライアントや選手に対して、身体の構造に基づいた正しいアプローチを目指していきましょう。解剖学に関する記事は、他にもアップしているので気になる方は是非チェックしてみて下さい。

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藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。
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