今回は、前回の記事でお伝えした運動やトレーニングを実践する人が知ってほしい筋(前編)のPart2!後編をお伝えさせていただきます!
前編を読んでいない人は、まず前回の記事もチェックしてみて下さい。

運動する人が知っておきたい筋肉|後編

- 大腿四頭筋|太ももの前面の筋肉
- ハムストリングス|太ももの後面の筋肉
- 大臀筋|お尻の筋肉
- 中臀筋|お尻の側面の筋肉
- 腸腰筋|股関節の前面の筋肉
- 内転筋群|太ももの内側の筋肉
- 下腿三頭筋|ふくらはぎの筋肉
- 脊柱起立筋群|腰・背中の筋肉
- 広背筋|背中の筋肉
- 大胸筋|胸の筋肉
- 三角筋|肩の筋肉
- 腹直筋|内・外腹斜筋|腹部の筋群
- 腹部のインナーユニット
- 肩関節のインナーユニット
①〜⑦の前編はこちら

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8.脊柱起立筋群|腰・背中の筋肉
脊柱起立筋群は、背骨の横から腰〜背中まで縦に長く位置している筋です。主に上半身を反らせる動き(体幹の伸展)や上半身を横方向に曲げる(体幹の側屈)、捻る動き(体幹の回旋)の際に使われています。
棘筋、腸肋筋、最長筋
脊柱起立金軍は大きく分類すると3つの筋で構成されています。抗重力筋として身体を支持するためにも大切な役割をになっています。
デッドリフト、バックエクステンションなど…
9.広背筋|背中の筋肉


広背筋は、背中に位置していて肩関節の動きに関わる筋で、主に肘を後ろに引く動き(肩関節の伸展)の際に使われています。
日常生活の中では、大きな筋力を発揮する場面はほとんどありません。猫背姿勢のように背中が丸く、肩が内側に巻き肩のようになっている姿勢では、硬く緊張してしまっていることも少なくありません。
ラットプルダウン、シーテッドロウ、ワンハンド・ダンベル・ローイング、プルオーバーなど…
上半身の基本動作の一つの「引く動き(プル動作)」で機能する主働筋です。満遍なく、バランスよく鍛えたい場合などには、トレーニングプログラムの中に負荷を与える種目を入れときたい筋です。
10.大胸筋|胸の筋肉
大胸筋は、身体の前方に位置している胸の筋です。男性の人は、男らしい厚い胸板、女性の人は、バストアップさせるために必要な筋です。
腕で押す動き、腕を曲げる動きなどに使われる筋です。広背筋は引く動きに対して、大胸筋は押す動きに使われているため、これら2つの筋は拮抗する関係性にあります。
ベンチプレス、プッシュアップ(腕立て伏せ)、ダンベルフライ、ケーブルクロスオーバー、メディシンボール・チェストパスなど…
上半身の基本動作の一つの「押す動き(プッシュ動作)」で機能する主働筋です。上半身の力強さを身につけたい人は、鍛えておくべき筋の一つです。
11.三角筋|肩の筋肉




三角筋は、肩を覆うように付着する筋で腕を動かす(肩関節)ときに使われる筋です。
このように付着部位によって3つの繊維にわかれています。前方には前部繊維、横には中部繊維、後方には後部繊維があります。
三角筋の各部位によって、それぞれの機能・作用が変わってきます。
ショルダープレス、フロントレイズ、サイドレイズ、リアレイズ、アップライトロウなど…
またベンチプレスやベントオーバーロウなどの胸部や背部トレーニングの協同筋としても使われている筋です。
12.腹直筋|内・外腹斜筋|腹部の筋群




腹筋群の筋は、腹直筋と腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋で構成されています。
主に体幹の屈曲・前屈(胸郭の引き下げ)に作用して、内・外腹斜筋は身体を横方向に曲げる動き(側屈)や捻る動き(回旋)にも機能しています。
体幹部の安定性・剛性を高めるためには、大切な役割を持っている筋です。
クランチ、ロシアンツイスト、レッグレイズ、ニートゥエルボー、プランクなど…
13.腹部のインナーユニット




腹部のインナーユニットとは、いわゆる深層・内部に位置する筋群のことで横隔膜と腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群のことです。
これらの筋は、腹腔内圧(腹圧)を高めるために重要な役割を果たす筋です。腹圧が高まると、構造上不安定な腰部を安定させることができます。
インナーユニットが適切に機能することは、スポーツのパフォーマンス向上や障害予防(腰痛や肩コリ)に繋がる一つのポイントにもなると思います。
ドローイン(腹式呼吸)、ブレーシングなど…

14.肩関節のインナーマッスル


肩関節のインナーマッスルは、主に肩関節を安定させるために機能している筋です。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋
これらの4つの筋は、インナーマッスルの他に回旋筋腱板、ローテーターカフとも呼ばれています。
肩の痛みが起こった時にインナーマッスルが弱いと決めつけることはできませんが、実際にインナーマッスルよりもアウターマッスル(外側の筋肉)の働きが優位になって障害を起こしていることも少なくありません。
この記事のまとめ&最後に
- 使っている筋肉や関節を意識するためには必要最低限の知識が必要
- 知識を持つことでトレーニングの質・効率性が高めることができるかも
- まずは初心者の方でも運動を実践するなら「14」の筋を覚えよう!
今回の記事では、完全主観で選んだ筋肉になりますのでトレーニングを実践する上で一つの参考してもらえるたらと思います。これを第一歩に身体に対しての知識を深めてもらえるキッカケにしてもえたら嬉しいです。
後編はこちらからチェックして下さいね!それではまた次回の記事で☺︎
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