姿勢の悩み

【姿勢の悩み】オープンシザースシンドロームの原因・改善方法

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している BODY PARTNARS の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto

 

姿勢の歪みの一つ「オープンシザースシンドローム」って知っていますか?初めて聞くという人も多いと思います。

オープンシザースシンドロームの状態は、名前の通りで立位姿勢を横から見た時に骨盤と腰部・腹部辺りが「ハサミ(シザース)が開いた(オープン)ような状態」になったように見えることから、このような呼び名が付けられています。

 

オープンシザースシンドロームの状態では、伸展型の腰痛や肩周辺の障害(肩コリ、首コリ)などが起こりやすくなります。また、腹腔内圧(腹圧)も高まりにくく、体幹部の安定性も低下しやすくなります。

 

今回の記事では、オープンシザースシンドロームの原因と改善方法について解説したいと思います。できる限り、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さい。

オープンシザースシンドローム

オープンシザースシンドロームを解剖学的な視点を交えて、少し詳しく解説していきたいと思います。

少し詳しく説明すると…

オープンシザースシンドロームの状態では、骨盤が前傾していて、腰椎が過度に伸展(前彎)していて、腰椎・腹部の上に位置する下位の肋骨が外旋しているような状態を示します。

肋骨の下部(横隔膜の弧辺りのライン)と骨盤の下部(骨盤底筋群辺りのライン)を側面から観察した時に前方に開いているようにみえる状態。

 

オープンシザースシンドロームは、別の呼び名では「下位交差症候群(ローワークロスシンドローム)」とも呼ばれたりしています。また腰椎の前彎が大きく・強くなっている状態を「反り腰」と呼ばれています。

「反り腰」は聞き慣れている人もいるかと思います。反り腰も、オープンシザースシンドロームも、下位交差症候群も、表現の仕方が違うだけで姿勢は同じ状態です。

 

それでは次にオープンシザースシンドロームが起こってしまう原因について解説していきます。

オープンシザースシンドローム|主な原因

オープンシザースシンドロームの姿勢の歪みが起こってしまう原因は一つではありません。下記のようなさまざまなことが考えられます。

  • 呼気量が少なく、横隔膜が常に緊張している
  • 腹直筋や内・外腹斜筋、腹横筋などの体幹屈筋群の機能低下
  • 臀筋群などの股関節伸筋群の機能低下
  • 股関節屈筋群の過度な活動・筋の短縮
  • 脊柱(体幹)伸展筋群の過度な活動・筋の短縮

このように姿勢の歪みの原因はひとつではありません。姿勢の歪みには、日常生活上での姿勢や身体の動かし方が大きく影響しています。

 

姿勢の歪みや不均衡な身体の動かし方を何日も続けていると、筋肉が緊張状態がアンバランスな状態になっていき、骨格の歪みに繋がっていきます。

姿勢が歪んでしまう原因には、他にも心理的や精神的な面、身体全体の調子(コンディション状態)なども影響してくる可能性も考えられます。

 

オープンシザースシンドロームの状態になっている人の中でも、一人一人歪みに繋がった原因は違うことがほとんどです。

一人一人の生活リズムや身の回りの環境、スポーツ・運動歴、既往歴など細かくみていくことが大切です。考えられる原因の中で歪みに繋がった原因を見つけ出し、根本的な原因を改善していきましょう。

 

姿勢改善にはトレーニングやストレッチも有効です!

弱化・機能低下している筋肉に対しては、トレーニングで筋肉に刺激を与えていくことで改善に繋げていくことができ、短縮・緊張している筋肉に対しては、ストレッチで筋肉をお伸ばすことで改善に繋げていくことができます。

また、トレーニングを通じて日常生活上での正しい動きを習得したり、良い姿勢を保つ意識を高めることに繋がていくことができます。

 

それでは、次にオープンシザースシンドロームを改善・予防するための「トレーニング」と「ストレッチ」もご紹介させて頂きます。是非、参考に実践してみて下さい!

 

改善・予防のための「トレーニング・ストレッチ」

体幹伸筋群と股関節屈筋群が硬い人向けストレッチ

腰や背中の筋肉、股関節・太ももの前側の筋肉が硬い人にやってもらいたいストレッチプログラムです!

 

体幹屈筋群が機能低下・弱化している人向けトレーニング

腹直筋や内・外外腹斜筋などの腹筋群が弱い方に向けてのトレーニングプログラムです!

反り腰姿勢の人は、背骨の丸める動きが硬くなっている可能性があるので脊骨のストレッチを実施してから下記動画の内容を実践する流れがおすすめです。

 

股関節伸筋群が機能低下・弱化している人向けトレーニング

大臀筋や中臀筋の後部線維などの股関節の伸筋群が機能低下・弱化している人は是非やってみて下さい!①・③・④の種目をチャレンジ!

 

ご紹介しているトレーニングやストレッチは、オープンシザースシンドロームの「予防」にも繋がる内容です。これらのトレーニングやストレッチによって普段使えていない筋肉や関節が日常生活上やトレーニングなどの動きの中で機能しやすくなり、歪みを予防することができます。

良い姿勢を維持し続けるためには、トレーニングやストレッチを実践する以外の立ち姿勢や椅子の座り方、立ち方、階段の上り下り、仕事上での環境を見直していくことも大切です。

 

この記事のまとめ&最後に

  • 骨盤と腰部・腹部辺りが「ハサミ(シザース)が開いた(オープン)ような状態」になったように見えることから『オープンシザースシンドローム』と呼ばれている
  • 腰痛や肩周辺の障害(肩コリ、首コリ)などの原因、腹腔内圧(腹圧)も高まりにくく、体幹部の安定性も低下しやすくなる
  • 姿勢の歪みの原因はひとつではなく、日常生活上での姿勢や身体の動かし方などが大きく影響している
  • 一人一人の生活リズムや身の回りの環境、スポーツ・運動歴、姿勢、動きのクセ、既往歴など…考えられる原因の中から、歪みに繋がった原因を見つけ出し、根本的な原因を改善していく
  • 弱化・機能低下している筋肉→トレーニング
  • 短縮・緊張している筋肉→ストレッチ
  • トレーニングを通じて日常生活上での正しい動きを習得、良い姿勢を保つ意識を高めていく

 

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藤元大詩/Taishi Fujimoto
藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。