カラダ基本知識

トレーニングとストレッチに多い勘違いTOP5

BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
BODY PARTNARS代表 藤元 大詩
みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している BODY PARTNARS の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto

 

トレーニングとストレッチに多い勘違いTOP5を発表したいと思います。
※このTOP5は、あくまで私が活動する中でよく耳にする内容ですので一つの参考にしてもらえたらと思います。

トレーニングとストレッチに多い勘違いTOP5

⑤ストレッチしているだけで痩せる

まず一つ目は「ストレッチで痩せる」と思っていることです。

もちろん、ストレッチだけでは痩せることは絶対にありません…(笑)これは断言できます。よくYouTubeやSNSでは、「痩せるストレッチ○選」みたいな内容が出回っていますよね。そんな甘い話はありません。

端的にいうと、痩せるためには、食事内容や量などの調整・見直し、1日の消費エネルギー量を増やすことが必要です。

ストレッチも運動の一種ではありますが、痩せるほどの運動量を補うことはできません。

 

ただ、ストレッチで血液の流れが良くなったり、関節の動きが良くなることで痩せることをサポートすることはできると思います。「トレーニングの生産・効率性を高める」「疲労回復・リカバリー目的」でストレッチを取り入れるのであれば、是非組み込んでみて下さい!

痩せるために「ストレッチだけ」取り組むと確実に失敗に終わります。

 

④ストレッチだけでケガを改善・予防できる

次に2つ目がストレッチだけでケガを改善・予防できると思っていることです。

これもハッキリ言います。ストレッチだけで外傷や障害は改善も、予防もできません。

障害を「改善」するためには、障害を起こしてしまった原因を探り、改善させる必要があります。その改善すべき要素は、関節の動きを高めるストレッチが必要な場合もあれば、筋肉や動きを鍛えるトレーニングを実践すべき場合もあり様々です。

 

ケガを「予防」するにしても、一人ひとり必要な要素に違いがあります。身体の関節可動域が狭くて外傷や障害を起こしやすくなっている人に対してストレッチは有効ですが、筋力不足や平衡感覚などが不足している人に対してストレッチだけやってもらってもケガは予防できません。

ストレッチは関節可動域を拡げて動きを改善するために大切な取り組みですが、ストレッチだけでは動きは良くなりません。自分自身で思った通りに動かせる範囲を拡げることが大切です。

 

特に受動的にストレッチを受けたりだけの人、マッサージを受けているだけの人は、関節の柔軟性は高くなりますが機能的な可動性は高まっていない可能性が高いので”要注意”です。

 

ケガ(外傷や障害)を改善・予防するためには、ストレッチ以外にもトレーニングやスポーツ動作、日常生活動作の改善なども必要!

必要なことは、一人ひとりの身体の状態によって異なる。

 

③サプリメントを主食の食べ物だと思っている

3つ目は、サプリメントを主食の食べ物だと思っていることです。

サプリメントは今やトレーニングをしている人であれば、多くの方が愛用されているものだと思います。代表的なモノであれば、プロテインやマルチビタミン、BCAAなどが挙げられます。

多くの方が愛用されている中でサプリメントを「食べ物」だと勘違いしている人、ほんとに多いです…(笑)サプリメントはあくまで「栄養補助食品」です。

基本とする朝・昼・夕の3回の食事の栄養バランス・量・内容を十分に考慮した上で「サプリメント」をプラスαの要素として取り入れることが本来理想的な形です。

 

基本の1日3食の内容が乱れていて、全く意識もしていないのにも関わらず、サプリメントばかりに頼っているケースほんとに多いです。中には1日1食でその他の食事をサプリメントに置き換えている人もいます。。

完全に「サプリメントを主食の食べ物」だと勘違いしているケースです。

 

栄養補助食品としての役割は、主食や主菜、野菜などが並ぶ基本の3食の中で補えなかった栄養素を「サプリメント」で補うことです。それを最初からサプリメントを軸に食事の内容を決めている人が増えてきているような気がします。。

サプリメントも決して悪いものではありません。自分自身の生活リズムや食事内容を考えて上手く扱う(向き合う)ことが大切です。

 

②トレーニングすると太る

次に4つ目がトレーニングすると「太る」と思っていることです。

これは女性の方に多いケースです。トレーニングすると、すぐに筋肉がついてゴツくなるんじゃないかと不安に思う方も多いようです…(恐らく、ボディコンテストに出場している選手などをイメージされるのかと)確かにトレーニングすると筋肉はつくので間違いではありません。

ただ、そんなすぐにゴリゴリのマッチョな筋肉はつきません!(笑)筋肉をつけるためには、1日2日の話ではなく2ヶ月…3ヶ月…継続的に取り組んでいく必要があります。

なので一瞬で筋肉がつくことはないので、そこは安心しても良いかなと思います。

 

カラダ作りには、運動と栄養と睡眠の3つが関わっていますから、それらと上手く向き合ってコントロールしていけば、太くなることも、ゴツくなることもありません。

やり方(方法や手段)を間違えれば、すぐに太ることは十分にあり得る。

そこは気をつけて、計画的に進めていくようにして下さいね。

 

計画的にトレーニングや食事内容を考えて進めていけば太ることはない。

 

①ウエイトトレーニングすると筋肉が硬くなる

ラストは、ウエイトトレーニングをすると筋肉が硬くなると思っていることです。

トレーニングで筋肉が硬くなる…恐らく多くの人が高負荷の「ウエイトトレーニング後に感じる関節の動かしにくさ」から、そう思われているのだと思います。

そのような一時的な現象で、通常2〜4日経てば元に戻ります。

狭い可動域の中でウエイトトレーニングをガンガン頻繁にやっていると筋肉が硬く・短縮する、明らかに自分のレベルに合っていない負荷になると、その重りに対して身体が適応できずに関節の可動域が狭くなり、筋肉も硬くなる可能性が考えられます。

また、同じ部位や同じ動き・同じ運動方向に対してのトレーニングばかりやっている場合も一部の筋肉や関節の動きが硬くなる場合が考えられます。

ウエイトトレーニングも適切な負荷や方法で実践していけば、筋肉が硬くなることはありません。ただし、ウエイトトレーニングだけに偏り過ぎている場合には、硬くなることも考えられるので柔軟性を保つための「ストレッチ」も忘れないようしましょう。

 

筋肉を硬くしないためには、トレーニング実施前のウォームアップでのストレッチや実施後のクールダウンでのストレッチが非常に大切です。

 

この記事のまとめ&最後に

みなさん、いかがでしたでしょうか?今回はいつもの記事とは少し違う切り口でお伝えさせて頂きました。どれもトレーニングやストレッチを取り組む上でほんとに多い勘違いです。

このような情報は、ネットにたくさん出回っています。私たちのような発信する側の立場の人は、もちろん「責任」を持って発信するべきですが、今は情報がたくさんある分、受け取る側の「取捨選択能力」や「整理する力」も必要だと感じています。

 

情報を正しく読み取る力を身につけるためには、普段からアンテナを張り巡らせることが大切です。時間はかかりますが、たくさんの情報を読み聞きすることで少しずつ、正しい知識を身につけていくことができます。

正しい知識を身につけば、少しずつ「いらない情報」を捨てる力(いる情報といらない情報を見極める力)も身につけることができます。

 

ぜひ今回の記事も一つの参考に、みなさんのカラダ作りに活かしてもらえたらと思います!

 

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藤元大詩/Taishi Fujimoto
藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。