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【解剖学】トレーナーが知っておくべき『下腿三頭筋』の役割と基礎知識

藤元大詩/Taishi Fujimoto

今回は解剖学シリーズということでトレーナーが知っておくべき『下腿三頭筋』の役割と基礎知識について解説します。足関節と膝関節の機能的な構造を理解する上で必ず知っておきたい知識のひとつです。

下腿三頭筋とは?

下腿三頭筋|構成する2つの筋と特徴

下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋で構成されます。下腿後面に位置し、前脛骨筋と拮抗する関係性で活動する筋です。3つの筋は近位で坐骨結節に付着し、遠位側では脛骨と腓骨に付着しています。

腓腹筋|起始・停止・作用・支配神経

腓腹筋は大腿骨の外側上顆と内側上顆から起始し、ヒラメ筋とともにアキレス腱を形成して踵骨隆起に停止しています。2つの関節をまたぐ2関節筋で膝関節と足関節の動きに関わる筋です。

一般的に外側頭よりも内側頭の方が少し大きいのが特徴です。腓腹筋は紡錘状筋に分類され、遅筋繊維と速筋線維の比率はほぼ50%ずつの割合であると言われています。

腓腹筋  Gastrocnemius
起始 外側頭:大腿骨外側上顆
内側頭:大腿骨内側上顆
停止 踵骨隆起(後面)
支配神経 脛骨神経
作用 足関節(距腿関節)の底屈と内反
膝関節の屈曲

ヒラメ筋|起始・停止・作用・支配神経

ヒラメ筋(SOL)は腓腹筋より深層に位置している筋です。表層からは内側と外側から触知することができます。腓腹筋より約2倍の厚さ(横断面積)があると言われています。

ヒラメ筋は羽状筋に分類され、遅筋線維の割合が約90%と言われています。単関節筋で疲労耐性が高く、一般的に足関節の安定性に貢献していると考えられます。

ヒラメ筋  Soleus Muscle
起始 腓骨頭、腓骨体上部1/3
脛骨のヒラメ筋線と内側縁中間1/3
ヒラメ筋腱弓(脛骨と腓骨の間)
停止 踵骨隆起(後面)
支配神経 脛骨神経
作用 足関節(距腿関節)の底屈

下腿三頭筋の筋連結

下腿三頭筋の起始部ではハムストリングス(停止部)と筋連結しています。この筋連結は、それぞれの柔軟性や筋出力などに影響を及ぼすと考えられます。

https://fujimototaishi.com/2022/04/06/anatomy-anklejoint-trainer/

下腿三頭筋のトレーニングとストレッチ

下腿三頭筋を強化する筋力トレーニング

カーフレイズ

下腿三頭筋を伸ばすストレッチ

下腿三頭筋スタティックストレッチ

ヒラメ筋ストレッチ

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正しい知識を身につけて最適なアプローチを!

パーソナルトレーナーやインストラクター、指導者である以上、解剖学は必ず勉強しておくべき分野のひとつです。

目の前のクライアントや選手に対して、身体の構造に基づいた正しいアプローチを目指していきましょう。解剖学に関する記事は、他にもアップしているので気になる方は是非チェックしてみて下さい。

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ABOUT ME
藤元大詩/FUJIMOTO TAISHI
藤元大詩/FUJIMOTO TAISHI
B−LEAD代表パーソナルトレーナー/講師
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。
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