【解剖学】トレーナーが知っておくべき『腹直筋』の役割と基礎知識

藤元大詩/Taishi Fujimoto

今回は解剖学シリーズということでトレーナーが知っておくべき『腹直筋』の役割と基礎知識について解説します。体幹部の機能的な構造を理解する上で必ず知っておきたい知識のひとつです。

腹直筋とは?

腹直筋|起始・停止・作用・支配神経

腹直筋は骨盤にある恥骨稜と恥骨結合と恥骨結節の下部から起始し、胸郭にある第5〜7肋軟骨と剣状突起と肋剣靭帯まで縦走して付着(停止)しています。

腹直筋は肋間神経(T5-T12)に支配され、主に「体幹の屈曲(前屈)」に作用し、骨盤が固定されているときには「胸郭の引き下げ」に作用します。

腹直筋  Rectus Abdominis Muscle
起始 恥骨稜、恥骨結合、恥骨結節の下部
停止 第5−7肋軟骨、剣状突起、肋剣靭帯
支配神経 肋間神経
作用 体幹の屈曲(前屈)、下部肋骨の引き下げ

腹直筋の筋連結

腹直筋は結合組織を介して外腹斜筋と内腹斜筋と腹横筋と連結しています。また、腹直筋の上部では大胸筋(下部)と筋連結しています。

腹直筋は腹直筋鞘の前葉(外腹斜筋と内腹斜筋で形成)と後葉(内腹斜筋と腹横筋で形成)に包まれています。

腹直筋の機能的な役割

腹直筋は内腹斜筋外腹斜筋腹横筋とともに協調して働き、腹部臓器の支持・保護、胸腔と腹腔内圧の上昇に関わっています。腹腔内圧の上昇は出産や排便、咳などをサポートする働きがあります。

https://fujimototaishi.com/2022/03/30/anatomy-thoracicregion-trainer/

https://fujimototaishi.com/2022/03/26/anatomy-spine-trainer/

腹直筋のトレーニングとストレッチ

腹直筋を強化する筋力トレーニング

トランクカール

トータッチ クランチ

プレート レッグロワリング

https://fujimototaishi.com/2021/02/11/training-stability-movie/

腹直筋を伸ばすストレッチ

ダウンドッグ&アップドッグ

スコーピオン

解剖学をもっと詳しく学ぶなら!

カパンジー機能解剖学 III 脊椎・体幹・頭部 原著第7版

骨・関節・筋の機能解剖学,生体力学,運動学について,簡明で理解しやすいイラストと明解な文章でわかりやすく解説した,機能解剖学の集大成!

プロメテウス解剖学 コア アトラス 第3版


美麗なイラストと読みやすい誌面構成はそのままに、画像解剖の充実をはじめとし、さらなる読みやすさを追求し、すべてのイラストと解説が再吟味された。

筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版


運動器障害における運動・動作分析の「準拠の枠組み」となるべく,900以上のカラーイラストや表とともに理路整然とした記述で説かれている世界的名著の原著第3版の完訳版。

https://fujimototaishi.com/2020/12/23/personaltrainer-books-top8/

正しい知識を身につけて最適なアプローチを!

パーソナルトレーナーや指導者である以上、解剖学は必ず勉強しておくべき分野のひとつです。目の前のクライアントや選手に対して、身体の構造に基づいた正しいアプローチを目指していきましょう。

https://fujimototaishi.com/2022/03/30/anatomy-thoracicregion-trainer/

https://fujimototaishi.com/2022/03/26/anatomy-spine-trainer/

ABOUT ME
藤元大詩/FUJIMOTO TAISHI
藤元大詩/FUJIMOTO TAISHI
B−LEAD代表パーソナルトレーナー/講師
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました