皆さんはトレーニング一つ一つの種目を実践するにあたって「意図・目的」を持って取り組んでいますか??
まず「意図」と「目的」の定義についてみていきたいと思います。
【意図(いと)】 の解説
1 何かをしようとすること。「早期開催を意図する」
2 何かをしようと考えている事柄。おもわく。もくろみ。「相手の意図をくむ」
目的(もくてき)
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の目的を達成する」「目的にかなう」「旅行の目的」
2 倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
という意味を持っています。つまり、トレーニング(行動)のねらい(目的)、トレーニングは何を得るために実践しているか(意図)を一つ一つ考えることが大切だということです。
これはスポーツ選手のパフォーマンスアップでも、一般の方のボディメイクでも同じです。
しっかりと目的、意図を考えた上でトレーニングプログラムを立てて実践していきましょう!

トレーニング一つ一つの種目でも意図&目的を大切に

ここからが本題です。トレーニング一つ一つの種目でも意図・目的を持つことが大切です。先程の話の中では、トレーニングや練習を実践する上の全体としての目的・意図を明確にするという話でした。
大切なことなのでもう一度。
一つ一つの種目の中でも「意図・目的」を持って実践していくことが大切です。
この記事を読んでいる多くの選手や一般の方でも恐らく
「スポーツで勝つためのパフォーマンスアップに必要なスクワット」
「美脚作りのためのルーマニアンデッドリフト」
みたいに目的・意図を考えているんじゃないでしょうか?
この章でお伝えする目的・意図とは、一つ一つの種目の中での話なので
「スクワット」や「ルーマニアンデッドリフト」の種目においての目的です。
もちろん、これらの種目では下半身強化やジャンプ力向上のための基礎筋力向上、美脚作りの目的のために実践されることがあります。さらにトレーニングの効果を高めるためにトレーニング中の動作中にも「目的・意図」を持たせましょう。
立ち上がりの瞬間に力強く床を押し上げるようにイメージする!とか、ジャンプする瞬間をイメージして力強さを意識してとか。
結果的に、スクワットで使いたい股関節周辺の太もも(大腿四頭筋やハムストリングス)やお尻(大臀筋)などの筋群がしっかりと活動した状態で動作することができます。
また身体の外側に対して意識を向けること(エクスターナルフォーカス:EF)は、全体の連動した動きを獲得しやすく、パフォーマンス向上へと繋がりやすいとされています。
反対に、トレーニング内で筋肉の効かせ方や関節の動きを意識するように身体の内側に対しての意識が強くなると(インターナルフォーカス:IF)動きの連動性が獲得できない場合が多いと言われています。結果的にケガの発生率も高くなります…
この点、指導者やトレーナーが指導する場合においては「使い分け」が重要かと感じています。環境や状況に応じてトレーニングに「意図・目的」を持たせてるように指導する。その選手や一般の目標・目的に対して「インターナルフォーカス:IF」が合うのであれば、良いかと思います!
この記事の最後に&まとめ

今回の記事では、トレーニングの一つ一つの種目において「意図・目的」を持つことの大切さについて解説していきました!少しでも理解できたでしょうか?
お伝えした内容を指導者の方やトレーニングコーチ、トレーナーであれば指導の場において、選手自身であればトレーニング中のポイントとして意識して実践してみて下さいね。
記事では、少し専門的な用語も多く使っているため、わからないことがあれば気軽に公式LINEにてご質問下さい。それではまた次回の記事・YouTubeでお会いしましょう!
