腰の痛みと「胸椎」の機能の関係性
[chat face=”IMG_5622.jpg” name=”B-LEAD代表 藤元 大詩” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru” ] みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している B-LEAD の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) [/chat]
腰痛を抱える人たちの中で一部の関節の動きが硬くなって本来の役割を果たせていない状態に陥っている人は少なくありません。
数ある関節の中でも腰痛に対しては、胸椎や仙腸関節、股関節の動き・働きが非常に関係性の高い関節です。
前回は、股関節の動き・機能に関してお伝えしました。
今回の記事では、胸椎の機能と腰痛の関係についてお伝えしていきます!
胸椎の機能と腰痛の関係性
胸椎とは?
そもそも一般的に胸椎という言葉自体、あまり聞き慣れないかと思います。
脊柱に位置する12個の骨で構成されています。
頭の方向から頚椎7個(首に位置する骨)〜胸椎12個(胸に位置する骨)〜腰椎5個(腰に位置する骨)〜仙骨〜尾骨 という並びで真ん中上くらいに位置しています。
その他にも肋骨や肩甲骨、複数の筋肉が付着しています。
胸椎の機能や動きが低下すると…
下にある腰に負担がかかりやすくなります。
腰だけでなく、首や肩にも負担がかかりやすくなります…
本来、胸椎は伸展(胸を張る時の動き)や回旋(捻る時の動き)時に大きな役割を担っています。伸展や回旋の動きに機能低下が起こると首や腰に必要以上の負荷がかかり痛みや違和感へとつながります。
普段の日常生活中に背中が丸まっていて猫背姿勢だったり、呼吸が浅かったりすると胸椎の動きの制限につながり、胸椎の機能低下を起こす可能性が高くなります。
腰を反った時や捻った時に痛みを感じる人は、胸椎の伸展の動きが悪くなっているかもしれません。
胸椎の機能低下が起こる要因
胸椎の機能低下が起こる要因には、以下なようなことが考えられます。
- 日常的な運動不足の低下
- デスクワークなどの座り作業が多い
- 胸椎の動きが硬い・可動域が狭い
- 筋のアンバランス(前側の筋肉だけが発達しているなど)
- 普段から呼吸が浅い・正しい呼吸ができていない
胸椎の機能低下は腰や首に負担をかけやすくなるだけでなく、運動のパフォーマンス低下にもつながります。
ゴルフや野球、テニス、バレーボールなど…カラダを捻る動きを実施するスポーツでは、胸椎の動きがとても大切です。
胸椎の動きを改善することで競技力の向上やケガの予防につながります。
最後に
腰痛を予防するための胸椎の機能の重要性をご理解いただけましたでしょうか?
胸椎の動きが良くなって周辺に位置する関節や筋肉もバランスよく使えるようになれば、腰痛をはじめ、首・肩の痛みなどのケガの予防、運動能力向上にもつながります。
胸椎周辺のエクササイズも積極的に取り入れてみてくださいね!
腰痛に対する内容や予防策については、以下にまとめているので腰痛にお悩みの方や腰痛予防をしたい思っている方は是非ご覧ください♪