【姿勢の悩み】アッパークロスシンドローム(上位交差症候群)の原因と改善方法
[chat face=”IMG_9110.jpg” name=”B-LEAD代表 藤元” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru” ] みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している B-LEAD の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) [/chat]
日本人に多い姿勢の一つでもあるアッパークロスシンドローム(上位交差症候群)。この姿勢になってしまうと「肩こり」や「首の痛み」「頭痛」などが起こりやすくなってしまいます。
今回の記事では、アッパークロスシンドローム(上位交差症候群)の原因と改善方法について解説したいと思います。ぜひ、一つの参考にして下さい!
アッパークロスシンドロームとは?
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アッパークロスシンドローム(上位交差症候群)とは、いわゆる「猫背」のことです。猫背の姿勢は、他にも「円背姿勢」とも呼ばれたりしています。
3つとも同じ状態のことを示しています。表現の仕方が違うだけです。
猫背の姿勢をより解剖学的な視点、専門的な表現をした時にアッパークロスシンドロームと言われています。なぜ、そのように別の呼び名が存在しているのか、一般の方にもわかるように少しお話ししていきますね。
短縮・弱化が予測される筋肉
アッパークロスシンドロームでは、下記のようなカラダの状態になっていることが予測できます。「弱化・機能低下が予測される筋肉」と「短縮・緊張が予測される筋肉」が胸部・背部・体幹でクロスの位置関係になっていることからアッパークロスシンドロームと呼ばれているそうです。
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[jin-fusen2 text=”弱化・機能低下が予測される筋肉”]
僧帽筋下部、菱形筋、前鋸筋、小円筋、棘下筋、頸長筋、最長筋、上肢伸筋、回外筋
[jin-fusen2 text=”硬くなっていると予測される筋肉”]
大胸筋、小胸筋、肩甲下筋、僧帽筋上部、肩甲挙筋、斜角筋、広背筋、上肢屈筋、回内筋、胸鎖乳突筋
アッパークロスシンドローム|主な原因
アッパークロスシンドロームになってしまう原因は一つではありません。
下記のようなさまざまなことが考えられます。
- 吸気量が少なく、呼吸が浅い
- 仕事や日常生活で背中が丸くなっている
- 胸部や頸部後面の筋群が過度な活動・筋の短縮
- 上背部や頸部前面の筋群の機能低下
このように姿勢の歪みの原因はひとつではありません。姿勢の歪みには、日常生活上での姿勢や身体の動かし方が大きく影響しています。
一人一人の生活リズムや身の回りの環境、スポーツ・運動歴、既往歴など細かくみていくことが大切です。考えられる原因の中で歪みに繋がった原因を見つけ出し、根本的な原因を改善していきましょう。
[jin-iconbox06]姿勢改善にはトレーニングやストレッチも有効です!
弱化・機能低下している筋肉に対しては、トレーニングで筋肉に刺激を与えていくことで改善に繋げていくことができ、短縮・緊張している筋肉に対しては、ストレッチで筋肉をお伸ばすことで改善に繋げていくことができます。
また、トレーニングを通じて日常生活上での正しい動きを習得したり、良い姿勢を保つ意識を高めることに繋がていくことができます。[/jin-iconbox06]
改善・予防のための「トレーニング・ストレッチ」
胸部の筋群が硬い人向けストレッチ
[jin-iconbox06]胸郭や脊柱の柔軟性が不足している人、猫背姿勢の人にやってもらいたいストレッチプログラムです![/jin-iconbox06]
この記事のまとめ&最後に
- 日本人に多い姿勢の一つでもあるアッパークロスシンドローム
- 「肩こり」や「首の痛み」「頭痛」などの障害・不調が起こりやすい
- 「弱化・機能低下が予測される筋肉」と「短縮・緊張が予測される筋肉」が胸部・背部・体幹でクロスの位置関係になっていることからアッパークロスシンドロームと呼ばれている
- 一人一人の生活リズムや身の回りの環境、スポーツ・運動歴、既往歴など細かくみていくことが大切
- 考えられる原因の中で歪みに繋がった原因を見つけ出し、根本的な原因をひとつひとつ改善していきましょう
- 弱化・機能低下している筋肉は「トレーニング」
- 短縮・緊張している筋肉は「ストレッチ」
- トレーニングを通じて日常生活上での正しい動きを習得したり、良い姿勢を保つ意識を高める