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バレーボール選手に実践してもらいたいストレッチ

膝であれば、ジャンパー膝やオスグッドシュラッダー、大腿四頭筋腱炎、膝蓋大腿関節障害…腰であれば、腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニア、筋膜性の腰痛…バレーボール競技をしている選手、特に育成年代の選手の中では多くのケガに悩まされていると思います。
起こりやすい障害や外傷で例を挙げましたが、やはり腰と膝に関するケガが多いです。また足関節の捻挫やシンスプリントなどのケガも起こることも多い例です。
バレーボールは、競技の特性としてどの年代もジャンプを何十回…何百回と繰り返す特性があります。またレシーブをする際の構えの姿勢も何度も繰り返し行われています。
ジャンプ動作や低い姿勢で構える動きを相手の動きやボールに合わせて瞬時に行う能力が必要です。技術やスキル面が最も大切ではありますが身体の根っこの部分となるフィジカル・体力的な要素としては、股関節や足関節の柔軟性・可動性も大切です。また関節周囲の筋群のバランス、身体の動かし方も競技のパフォーマンスや傷害予防に繋がる部分です。
小学生や中学生の育成年代の時期には、骨の長さの成長に対して筋の柔軟性や関節の可動域が不足してしまうケースが多く障害を起こしている選手が多いです。
ジャンプの着地時に起こる足関節の捻挫やブロック時に起こる突き指などの突発的なケガ(一回の外力で起こるケガ:外傷)を除いて、膝や腰に対して負担やストレスが繰り返し加わって起こるような障害を予防するためには股関節や足関節の柔軟性・可動性を高めることが必要です。
もちろん、障害の起こる原因としては柔軟性・可動性以外にも「ジャンプ動作」や「着時動作」「構えの姿勢」においての姿勢や動きのパターンなども考えられます。
そのバレーボールで必ず行う動作で必要な「股関節」や「足関節」の柔軟性・可動性が足りていなければ、その動作を正しい動作として行うことができません。。
育成年代でも、大学・プロの選手でも変わらず、柔軟性や可動性を高めるストレッチやエクササイズを日々積み重ねて実践することが大切です。積み重ねて実践していくことで高いパフォーマンス、ケガの少ない選手へと近づけるはずです。
バレーボール選手に実践してもらいたいストレッチやエクササイズも紹介させていただきますので是非一つの参考に実践してみて下さい。
ストレッチ&エクササイズ動画
足首の可動性・柔軟性を高めるストレッチ 4種目
足首の曲げる動きが硬くなってしまうと、、シンスプリントや膝の障害を起こしやすくなります。ジャンプでもよく使う筋・関節なので練習後のコンディショニングにもおすすめめなストレッチです!
股関節・膝関節の可動域を高めるストレッチ 4種目
大腿四頭筋や腸腰筋は、股関節の動きに関わる筋で力強いスパイクを打つためにも関係しています。日々の練習前後のセルフケアとして取り入れるべきストレッチです。
胸椎の柔軟性・可動性を高めるストレッチ 5種目
昨今、ライフスタイルや生活環境の変化から猫背姿勢になってしまっている選手も増えています…猫背姿勢でのバレーボール選手は腰痛や肩の痛みを起こしやすくなります。
しなやかな動き、強いスパイクを打つためにも必要な動きです!
ケガする前に予防の習慣を身につける

これまでスポーツ選手や一般の人たち含めてケガで悩んでいる人を何人もみてきました。ケガの種類によっては、数ヶ月以上の時間の間、競技やトレーニングができなくなる可能性もあります。。
スポーツ選手にとって競技ができないことは何よりも辛いことです。
ケガをした後にストレッチやケアの大切さを知る選手たち・一般の人たちが多いですが、高いパフォーマンスを維持し続けてケガに悩まずに長い競技人生を送っていくためには、日々ストレッチやセルフケアを行い習慣づけていくことが大切です。
この機会に是非セルフコンディショニングの習慣を身につけて下さいね!