中学スポーツ選手に必要な身体能力・フィジカルトレーニングとは?
今回の記事では、中学スポーツ選手に必要な身体能力・フィジカルトレーニングとは?というテーマでお話していきます。中学生のスポーツチーム、選手の指導者、監督、コーチ、保護者の方の参考になればと思います。
中学スポーツ選手に必要な身体能力
中学生のスポーツ選手に必要な身体能力は、土台となる基礎的な身体能力です。基礎的な身体能力とは、筋肉・各関節の柔軟性や可動性、体幹部の安定性、身体操作性能力などのことを指します。
パフォーマンスピラミッドを例でお伝えすると、一番下層部に位置する能力のことです。

スキル | スポーツの技術/戦術/相手との駆け引き… |
ファンクショナルパフォーマンス | 筋力/筋持久力/全身持久力/パワー/スピード… |
ファンクショナルムーブメント | 柔軟性/可動性/安定性/姿勢/身体操作性… |
スポーツ競技のパフォーマンスを高めていくためには、各競技のスキル・技術だけでなく、ファンクショナルパフォーマンスやファンクショナルムーブメントに位置する能力を向上させることも大切になります。
小学校高学年・中学生の年代のうちにしっかりとした"土台”を作ろう!
高いパフォーマンスを発揮し続けるスポーツ選手の多くは、この土台部分(ファンクショナルムーブメント)の能力が高い傾向にあると思います。ファンクショナルムーブメントが高いほど、ケガ・障害が起こりにくく、高いパフォーマンスを維持し続けることができます。
ファンクショナルムーブメントが低いと…
ファンクショナルムーブメントに位置する能力が低いと、スポーツ外傷・障害(ケガ)を起こしやすくなってしまいます。とくに中学生の年代では、ジュニア期に起こりやすいケガもあり、腰や膝の痛みに悩まされている選手は少なくありません。
土台部分が不安定(ファンクショナルムーブメントが低い状態)になっていると、高校生、大学生、社会人、プロスポーツ選手となった時にも障害が起こりやすくなります。

ピラミッドでも土台の面積が少ないだと、不安定な状態になる
中学スポーツ選手に必要なフィジカルトレーニング
それでは、次に実際に中学スポーツ選手がやるべきフィジカルトレーニングをご紹介していきます。
- 体幹部の安定性を高めるトレーニング|5種類
- 股関節の可動性を高めるモビリティエクササイズ
- 肩甲帯の可動性を高めるモビリティエクササイズ
これら3つの目的・要素に分けて実践動画をご紹介します!
①体幹部の安定性を高めるトレーニング|5種目
②股関節の可動性を高めるモビリティエクササイズ|9種目
③肩甲帯の可動性を高めるモビリティエクササイズ|9種目
この記事のまとめ&最後に

今回の記事では、中学スポーツ選手に必要な身体能力・フィジカルトレーニングとは?というテーマでお話しました。
競技のパフォーマンスを最大限に高めるためには、技術練習だけではダメです。トレーニング、栄養、睡眠、メンタル面など…さまざまな角度からアプローチしていくことが大切です。当サイトでは、それらのヒントになるような知識・情報も配信しているのでよかったら他の記事も覗いてみて下さい。
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