ヒトの身体の構造 〜Joint by Joint Approach〜
[chat face=”IMG_9110.jpg” name=”B-LEAD代表 藤元” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru” ] みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している B-LEAD の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) [/chat]
今回は、トレーニングをする人やスポーツする人、、、カラダを動かす全ての人にとって重要な考えであるJoint by Joint Approachについてお伝えしていきたいと思います!
Joint by Joint Approachとは?
一般の方であれば、まず、Joint by Joint Approachってなに!?
と思う方がほとんどかと思います。
一般の方でもこのJoint by Joint Approachという理論を理解すれば、「どこを鍛えるべきか」や「どこを動かすべきか」などがわかってくるかとおもいます!
ヒトの身体の関節1つ1つには役割があり、大きく分けると「動かすべき関節」か「安定させるべき関節」の2種類にわけることができます。
Jointとは、、継ぎ目でつなげる、結合、接合、関節といった意味
Joint by Joint Approach | |
足部(距骨下関節) | Stable |
足関節 | Mobile |
膝関節 | Stable |
股関節 | Mobile(Stable) |
骨盤/仙骨/腰椎/腰椎骨盤帯 | Stable |
胸椎 | Mobile |
肩甲胸郭関節 | Stable(Mobile) |
肩甲上腕関節 | Mobile |
肘関節 | Stable |
手関節 | Mobile |
下部頚椎(C3-7) | Stable |
上部頚椎(OA、C1-2) | Mobile |
(Gray Cook & Michael Boyle より改変)*セミナー資料 参考
Stable = 安定性 、 Mobile = 可動性 という意味ね!
このように安定させるべき関節(安定性)と動かすべき関節(可動性)にわけることができます。
そして、その2種類の役割を担う関節はヒトの身体上、交互に位置するものであるということも重要なポイントになります。
それらの関節1つ1つが役割を果たして“正しく機能している状態か”が機能的なカラダであり続けるためのポイントかなと思います。
例えば、、、
スクワットやデッドリフトをする上で股関節のMobile(可動性)はとてもとても重要です。
その股関節の動きが悪いひとは結構多いです。
とても勿体ない話です。
股関節の動きが重要となれば、、、
スクワットやデッドリフトを実施する前に股関節のモビリティ(可動性)を向上させるためのエクササイズや周囲の筋肉を活性化させるためのエクササイズを取り入れる必要性がでてきますよね。
また、股関節の機能を引き出すためにはその他にも近くに位置する腰椎や骨盤のエリア(腹部周辺)の安定性なども必要な要素となってきます。
ヒトの身体はそれぞれの関節や筋肉などの1つ1つ役割を果たしてこそ、機能的で効率の良い動きを実現することができ、トレーニングの効果向上にもつながってくるんです!
[box03 title=”Joint by Joint Approachの復習”]
- 関節には、安定させるべき関節(スタビリティ)がある
- 関節には、動かすべき関節(モビリティ)もある
- 基本的にその2つの役割の関節は交互に位置する
- それぞれの機能を向上させれば動きの効率UPできるかも[/box03]
Joint by Joint Approachを理解して日々の運動の質や生活の質を高めていけるよう取り組んでみてください!